『戦国小町苦労譚』あらすじ・感想・レビュー。現代知識で農耕無双！知識を頼りに乱世を生き延びる異世界×戦国ストーリー！

マイナーコミック研究所（略称：マイコミラボ）は、まだ世に広く知られていないけど面白いマンガを紹介・解説・考察していくブログです。

引用：戦国小町苦労譚

『戦国小町苦労譚』

『戦国小町苦労譚』は異世界×戦国ストーリー！
歴史モノでありながらも分かりやすく、どんな人でも楽しめます！

評価の合計は★12！
ぜひ読んでみて欲しい作品です！
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それでは、はりきって紹介していきます！！

『戦国小町苦労譚』あらすじ

あらすじ

ある日突然戦国の世に迷い込んでしまった、綾小路 静子（あやのこうじ しずこ）。
そこで尾張の領主、織田 信長（おだ のぶなが）と出会う。

不審者として訝しげに見られ、絶体絶命。
南蛮出身者ということにして、その場を生き残る。
現代の農業やモノづくりなどの知識を活かして、織田領に仕える。

引用：戦国小町苦労譚

しかし、ここは男尊女卑の戦国時代。
少しばかりの人手は借り受けたものの、苦労が多く…。
質素な食事、風呂ナシ布団ナシの戦国生活。

少しずつ現代知識を取り込んだ農業が軌道に乗り、結果も出てきた。
広い農地も貰い受け、自由に農業ができることが嬉しい…。
信長が天下統一できないことは知っているけど、せめて彼の生きざまを胸に刻もう！

いつか帰れるその日まで！
この時代を駆け抜ける！

現代知識で農耕無双！
知識を頼りに乱世を生き延びる異世界×戦国ストーリー！？

登場人物

綾小路 静子（あやのこうじ しずこ）

農業高校生。
自他共に認める農耕歴女。

ある日突然戦国世界に迷い込む。
信長と出会い、生き残るために仕えることに。
農業やモノづくり、その他多方面において信長領のために力を振るう。

引用：戦国小町苦労譚

男尊女卑の時代ということもあり、苦労することもしばしば。
次第に認められていき、領地内外に名を轟かせる。

小心者で争いごとを嫌う温厚な性格。
現代の進んだ知識で織田領に貢献するも、自身の発明ではないと謙虚に振舞う。
現代に帰りたくないわけではないが、広い農地を自由に使えることを嬉しく思っている様子。

織田 信長（おだ のぶなが）

尾張の領主。※現在の愛知県西部
静子に興味を持ち、最新の技術をどん欲に吸収する。

静子から聞き出した現代知識を戦にも応用。
織田領をより発展させて、勢力の拡大を図る。
天下統一を掲げ、視線を海外へ向ける。

引用：戦国小町苦労譚

当初は静子を怪しんでいたが、次第に信頼。
保険を掛けながらも、内政に参画させる。

進んだ知識を持つ彼女を守るために、地位と護衛を与える。
結構な無理難題を言うも、毎回想像を超えてくる静子に感心している様子。

『戦国小町苦労譚』感想

• 異世界✖︎歴史モノの元祖
• 静子の知識がすごすぎる！
• 教養にもなる！

感想をざっくりと述べるとこんな感じ！

異世界✖︎歴史モノの元祖

今でこそ様々な異世界×歴史モノの作品があります。
本作品が受けたからこそ、あとが続いたとあべしは思っています。
いわゆる、パイオニア的な存在の１つなのかな…と。

原作の１巻が出たのが、2016年です。
よくその時分に、相性のイイ組み合わせで世に出てきたと感心します。
異世界モノが流行る兆候だったのかもしれませんね。

引用：戦国小町苦労譚

そして、よく今も続いているな…と。
進みがゆっくりということもあるかもしれませんが…。笑

作品そのものが面白くて、描くことも多く奥行きがあるためだと思います。
後述しますが、ストーリー・イラストともに魅力的だからこそ続いているのだと。
作者の方々には脱帽ですね。

静子の知識がすごすぎる！

現代の知識を活用しながら、無双していく静子。
直接の戦闘力は皆無ですが、内政のチカラは半端ないです。

農業にモノづくり、そして各種最先端の知識…。
挙げればキリがないですが、当時の人たちに同情するレベル。
現代でもこんなに農耕やモノづくりの知識に精通している人っていないと思います…。笑

引用：戦国小町苦労譚

あからさまなチートがあるわけではないですが、もはやその域です。
品種改良された種や兵器図鑑など、やり過ぎ…。笑

読み進めれば最初の都合のいい偶然はあまり気にならないですが…。
戦国の遅れた文明にしっかりと苦労しているので、同情もしちゃいますね。

教養にもなる！

歴史・農業・モノづくりなど、とても勉強になります。
読むだけでいろんな教養が身につきそうな気がします。
特に、時代背景や当時の農業についてはよく描かれていると思います。

現代の農業やモノづくりがいかに効率的で理にかなっているかがよく分かります。
偉大な先人たちの苦労の上に、我々の便利な生活があるんですね…。

引用：戦国小町苦労譚

さて、それが分かると同時に、静子がどのようなモノを持ち込んでしまったのかが理解できると思います。
戦国の世に現代の知識が入る…。
当時の勢力図や戦果に直結しますね。

それこそ、歴史が変わると思いました。
むしろ、本作品で歴史がどのように変わっていくのか見届けたいとすら思います。

『戦国小町苦労譚』レビュー

ストーリー：★★★★☆（★４つ）

異世界×歴史モノの王道なストーリー！
ちょっとやり過ぎな感じはありますが…。笑
当時の人たちの立場になると、いたたまれない気持ちになります。

いろいろとツッコミどころはありますが、読み進めると気にならなくなります。
それくらい、分かりやすくてサクサクと読めるストーリーです。
読者を世界観に引き込めているがゆえだと思いました！

引用：戦国小町苦労譚

戦国時代に現代知識のアドバンテージがあれば、間違いなく歴史が変わります。
どれくらいの影響を及ぼしていくのか。
静子と信長の運命がどうなっていくのかが気になってくるストーリー！

歴史の変わるその先がどうなるのか気になるストーリー！
ストーリーの評価は★４つ！！

イラスト　：★★★★☆（★４つ）

世界観の表現が素晴らしいイラスト！
シンプルで分かりやすくも、しっかりと読者に世界観を伝えてくれています。
サクサクと読めるイラストなので、ページをめくる手が止まりません。

特に、農業やモノづくりの箇所は非常によく描かれていると思います。
その他、人や動物もたくさん出てくるので、大変だな…と思わずにはいられません。
よくこんなにも分かりやすいイラストに仕上げてくれていると感心します。

引用：戦国小町苦労譚

分かりやすい反面、メリハリや魅せるポイントは少なめ。
しかし、それを補って余りある分かりやすさ。
むしろ、意図してそのような表現にしているのかとも思います。
一見普通に見えますが、とても高クオリティーなイラストと言えるでしょう！

一見普通に見るかもですが、非常に高クオリティーなイラスト！
イラストの評価は★４つ！！

おすすめ度：★★★★☆（★４つ）

とても分かりやすい異世界×歴史モノ。
今の作品にも影響を与えていることでしょう。
それくらい元祖とも言える作品。

とにかく分かりやすいので、サクサクと読めます。
歴史・農業・モノづくりの知識などがなくても楽しめます。
興味がなかった人も、本作品を読んで知りたいと思ったのではないでしょうか！

引用：戦国小町苦労譚

本作品が作られるにあたり、どれくらいの調査をしたのかと思うと、感嘆せずにはいられません。
本当によく調べられていて、分かりやすく表現されていると思います。
尊敬を通り越して、畏敬や畏怖の感情すら覚えます。笑

教養にもなり、知的好奇心を満たしてくれる作品。
進みはゆっくりですが、いつまでも待ちたいとすら思える作品です！

分かりやすくどんな人でも楽しめる異世界×歴史ストーリー！
おすすめ度の評価は★４つ！！

『戦国小町苦労譚』についてまとめ

今回は『戦国小町苦労譚』をご紹介しました！

『戦国小町苦労譚』は異世界×戦国ストーリー！
歴史モノでありながらも分かりやすく、どんな人でも楽しめます！

評価の合計は★12！
ぜひ読んでみて欲しい作品です！
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