『公爵令嬢の嗜み』あらすじ・感想・レビュー【原作完結済み】。異世界転生悪役令嬢の領地発展ラブストーリー！

マイナーコミック研究所（略称：マイコミラボ）は、まだ世に広く知られていないけど面白いマンガを紹介・解説・考察していくブログです。

引用：公爵令嬢の嗜み

『公爵令嬢の嗜み』

『公爵令嬢の嗜み』は異世界転生ファンタジー！
経済知識で領地をドンドン発展させていく物語。恋と政争の行方も要注目です！

評価の合計は★13！
ゼッタイに読んで欲しい作品です！
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※原作は完結済み

それでは、はりきって紹介していきます！！

『公爵令嬢の嗜み』あらすじ

あらすじ

断罪の場で抑えつけられている自分。
なんだ…。この状況は…？
このシチュエーション、覚えがある。

私は乙女ゲームの世界における悪役令嬢、アイリス。
今、まさに裁かれようとしている。
この後の未来を回避するためにも、どうにか切り抜けなければ…。

機転を利かせてその場を乗り切るも、次は父であるアルメリア公爵当主との面談。
ゲームの世界だと、このまま修道院に幽閉されることになるが…。
自分の置かれた立ち位置と父の思惑、政治のパワーバランスを踏まえて「父への謝罪」。

結果は、領地に戻っての謹慎。
領主代行を任され、領地を治めるように言い渡される。

引用：公爵令嬢の嗜み

王都がどんな状態になろうとも
揺らぐことのない領地にしてみせます

仲間たちのため、領民のためにも必ず発展させてみせる！
公爵令嬢による領地改革がここに開幕！

登場人物

アイリス

アルメリア公爵の第一子。
フルネームは、アイリス・ラーナ・アルメリア。

父より、第二王子との婚約破棄騒動の失態の罰として、領地謹慎を言い渡される。
しかし、同時に領主代行を任され、領地を治めることに。

引用：公爵令嬢の嗜み

前世は会計事務所の職員。
現代知識や会計の知識を活かして、領地改革に着手する。

身内には優しく、スラムから救い出した子供を侍従としている。
その反面、領地を発展させるための交渉ごとに臨むなどしたたかな一面も。
ときには領主として厳しい振る舞いを見せることで、領地を治める。

ディーン

タスメリア王国の第一王子。
フルネームは、アルフレッド・ディーン・タスメリア
表向きは、実母が亡くなったあとに留学したとされている。

身分を隠してアルメリア領改革に携わっている。
一部の町の不正を見抜き、アイリスに報告。
能力を買われて重用される。

引用：公爵令嬢の嗜み

無能な王を排除することを目標に掲げ、水面下で力を蓄えている。
非常に合理的な考えの持ち主で、第一王子派を取りまとめる。
しかし、アイリスや妹（王女）、従者などには優しい一面を見せることも。

アイリスの従者たち

アイリスの従者。
元はスラムの孤児だった。
幼少の頃にアイリスに救われる。

引用：公爵令嬢の嗜み

アイリスの領地入りに同行。
護衛役など、さまざまな仕事において彼女に貢献。
性格や特技は各個人で異なるが、アイリスに絶対の忠誠を捧げている。

『公爵令嬢の嗜み』感想

• 登場人物たちがとっても魅力的！
• 経済知識で領地を発展させていくところが面白い！
• 恋と政争の行方にも注目！

感想をざっくりと述べるとこんな感じ！

登場人物たちがとっても魅力的！

主人公をはじめ、登場人物たちがとっても魅力的です。
敵役もしっかりと役割を果たしていてイイ感じ！
そのおかげか、ガッツリと物語に没入できる！

ポイントは、役割を果たしつつも魅力的であるという点。
ただのロールではなく、１人の登場人物として物語として成立しています。
各個人の人物背景がしっかりと見えてくる点がGood！

引用：公爵令嬢の嗜み

それでいて、漫画において表情や立ち回りで感情表現しています。
文字だけでは表現しにくいところが見て取れる点が好感度高いです。

経済知識で領地を発展させていくところが面白い！

転生前の知識で領地を豊かにしていくところが面白いです！
「知はチカラなり」ですね。
アイリスが領主代行になってからの発展が目覚ましいです！

領地入りしてから、身分を隠して領民たちと交流しつつ現状を把握。
貧しい者たちを憂い、現代知識を駆使して領地改革を行っていきます。

引用：公爵令嬢の嗜み

新しい産業を興したり、仕組みを作ったり…。
具体的な手段は他作品と似たり寄ったりですが…笑
しかし、細かい描き方や苦労の仕方である程度差別化できているかと思います！

それにしても、進んだ知識があるのってズルすぎますね…笑
ビックリするほど簡単にトップ獲れちゃうので羨ましいです。
逆に言うとそれだけ転生先の世界が遅れているってことなんですけど…。
現代社会を築き上げて偉人たちにアタマが下がる思いです。

恋と政争の行方にも注目！

先述の通り、経済パートも面白いですが、恋愛・政争パートも面白いです。
上手く本編に混ざるカタチで進行していくので違和感なし！

政治は経済と密接に関係しているので当然ではありますが…。
王制なので、恋愛要素（主に王族との婚姻関係）も大切なファクターとなっています。
主人公と仲間たちが巻き込まれていく様子にハラハラドキドキです。

引用：公爵令嬢の嗜み

欲を言えば、政争パートをもう少し深掘りしていって欲しいです。
分かりやすいという点が本作品の長所。
上手く両立してくれることを期待したいです。

『公爵令嬢の嗜み』レビュー

ストーリー：★★★★☆（★４つ）

物語の進行としては、よくある異世界転生モノと変わりありません。
悪役令嬢が婚約破棄されて追放されて、出先で活躍して新しい恋に発展する流れ。

正直、目新しさはありませんが流れが自然で違和感がないために面白いです。
ストーリーがテンポよくて、読者に入ってきやすい…という印象。
続きが気になるような描かれ方をしているのもGoodポイントです。

引用：公爵令嬢の嗜み

アイリスの領主代行としての奮闘が話のメインです。
しかし、それだけじゃない！
というところがストーリーとして面白いポイント。

サブキャラクターや敵キャラクターたちがイイ味出してます。
恐らく、話として面白いのは彼らがキッチリと仕事をしているからでしょう。
いろいろとツッコミどころはありますが、気にならないくらいイイ話の流れです！

テンポよいストーリー進行が小気味よい作品。
ストーリーの評価は★４つ！！

イラスト　：★★★★☆（★４つ）

人物の描かれ方は普通のレベルだとは思います。
高クオリティーでしっかりと描き分けられており、表情も丁寧。
惹かれるようなポイントが少ないのがちょっと残念ですが…。

しかし、衣装や細かい表現、読者に分かりやすい表現に好感が持てます。
恋愛要素もしっかりありますが、話のキモは「政治と経済」。
一般には難しいテーマを、違和感なく読者に届ける手腕が素晴らしいです。

引用：公爵令嬢の嗜み

漫画において、「分かりやすく描く」ということが、いかに凄いことなのか再確認できる作品。
絵が上手い・表現力があるだけも十分ですが、さらに上があるということですね。

すべてがそろった作品はなかなかお目にかかれないかと思います。
いつかそんな作品に出会いたいと期待しています。
※気づいていないだけですでにもう出会っているのかも！？

難しいことを分かりやすく描けている素晴らしいイラスト！
イラストの評価は★４つ！！

おすすめ度：★★★★★（★５つ）

どなたにもおすすめできる作品。
特にマイナス要素ないので、広くおすすめしたいです！

「政治と経済」が根幹にありますので、ちょっと考えます。
アタマ空っぽにして楽しみたい方以外には刺さるかと！
しっかり恋愛要素あるので、ソッチ方面が好きな方にもおすすめ！

引用：公爵令嬢の嗜み

全体的に分かりやすい表現で、読者を置いていきません。
それでいて、今後どうなるのかというワクワク感がちゃんとある。
非常にバランスのイイ素晴らしい作品と言えるでしょう。
それゆえ、面白いしおすすめしたい。

できれば、他の同系統作品と比べてみて欲しいです。
これまで述べてきたポイント以外にも、差が顕著なはず。
他作品と比較してもアタマ１つ抜きんでている良作！

全体的にバランスのとれた、どんな人でも楽しめる作品！
おすすめ度の評価は★５つ！！

『公爵令嬢の嗜み』についてまとめ

今回は『公爵令嬢の嗜み』をご紹介しました！

『公爵令嬢の嗜み』は異世界転生ファンタジー！
経済知識で領地をドンドン発展させていく物語。恋と政争の行方も要注目です！

評価の合計は★13！
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