みなさん、こんにちは。あべしです!
マンガライフ、楽しんでいますか!?
マイナーコミック研究所(略称:マイコミラボ)は、まだ世に広く知られていないけど面白いマンガを紹介・解説・考察していくブログです。
今回ご紹介する作品はコチラ!
引用:Artiste(アルティスト)
『Artiste(アルティスト)』
✅ジャンル
職業マンガ
✅著者
さもえど太郎
✅その他情報
単行本:全10巻
出版社:新潮社(バンチコミックス)
『Artiste(アルティスト)』は職場マンガか!
料理人として、人として成長していく味わい深いストーリー!
✅ストーリー
★★★☆☆(★3つ)
ふつう
✅イラスト
★★★★☆(★4つ)
イイ!
✅おすすめ度
★★★★☆(★4つ)
イイ!
評価の合計は★11!
ぜひ読んでみて欲しい作品です!
気になった方は、ぜひ以下のリンクから購入してみてください!
(”無料の試し読み”だけでもぜひ!)
それでは、はりきって紹介していきます!!
『Artiste(アルティスト)』あらすじ
作品のあらすじをご紹介します!
あらすじ
とあるレストランの皿洗い、ジルベール。
実は彼には特技と秘密が…。
そんな彼に目をつけ、他のレストランから引き抜きの話が来る。
皿洗いなんかしたくない。
料理がしたい。
そんな思いで引き抜きの話を受けたのだが…。
引用:Artiste(アルティスト)
僕がスーシェフ(副料理長)!?
この前まで皿洗いだった僕に、そんな大役が務まるのだろうか…。
足りないモノが多すぎる…。
他のメンバーもクセの強い人ばかり…。
この店、本当に大丈夫か!?
皿洗いからまさかの副料理長!
料理人として、人として成長していく職業ヒューマンドラマ!。
登場人物
メインの登場人物をご紹介します!
ジルベール
ジルベール・ブランシャール。
優れた味覚と嗅覚を持つ料理人。
才能を見出されて、副料理長として引き抜かれる。
幼い頃は優れた味覚と嗅覚のために気持ち悪がられることも。
母曰く、将来は警察犬。
引用:Artiste(アルティスト)
引き抜きを契機に、職場に近いアパルトマンに引っ越し。
クセの強い住人たち・同僚たちと過ごすことで、人としても成長していく。
大柄だが身体の線は細く、気も小さい。
あまり自分を主張しないが、料理人としては優秀で部下からの信頼も厚い。
『Artiste(アルティスト)』感想
作品を読んだ感想です!
- 成長の描かれ方が美しい!
- 隣人たちとの関係もイイ!
- 芸術家たちの日常って…
感想をざっくりと述べるとこんな感じ!
成長の描かれ方が美しい!
ジルベールが人として、料理人として成長していく。
その過程の描かれ方に美しさを感じます。
自分に対して諦めて、皿洗いの立場に甘んじていたときとは大違い。
彼自身から、何かしたいという前向きな気持ちを感じられるようになります。
そして、料理人としても人間的にも成長していくという…。
引用:Artiste(アルティスト)
どんなに優れた才能や特技があっても、使えないと意味がありません。
活かしていくために大切なことが、一歩踏み出すこと。
背中を押してくれる存在も重要ですが、何より自分自身の気持ちが肝要です。
そのような気持ちの変化と、一歩踏み出した先が描かれています。
読んでいて、読者自身に”先”を見せてくれるような作品だと思いました。
隣人たちとの関係もイイ!
新しいアパルトマンに引っ越したジルベール。
そこで、新しい人間関係が始まります。
彼ら・彼女たちと関係性を築いていくところもイイです!
あまり人付き合いが得意でない彼が、新しく関係を構築していくからこそ、感じ入るモノがあります。
人間関係が希薄と言われている現代。
そんな時代だからこそ、読者たちも隣人たちとのかかわり合いに憧れを抱いているのかもしれません。
引用:Artiste(アルティスト)
隣人とは言え、赤の他人。
現代の価値観からすると、ともに時間を過ごすという方は少ないでしょう。
最初は他人でも、時間を過ごすうちに友人となりますが、今はそれすら難しいです。
ジルベールも、彼だけでは友人関係にならなかったかも。
隣人たちがクセの強い性格だからこそ、友達になれたのかもしれません。
そういう運も含めて、”縁”ということでしょうか。
芸術家たちの日常って…
芸術家たちの日常や裏側って、以外に普通なのかもしれないですね。
普段あまり目にしないだけに、新鮮に感じます。
時代的に厳しいときもあったと思いますが、現代ではこんな感じなのかも…。
芸術家と言っても、その方面はさまざま。
美術・音楽・料理…。
多岐にわたるからこそ、通じ合うのかもしれません。
引用:Artiste(アルティスト)
そんな彼ら・彼女らの日常というか、裏側が面白いです。
面白いというより、興味深いと言った方が適しているのかも…。
日常は普通かもしれませんが、やはりそれぞれに変わったところはあるみたい。
”普通”って何だろう…とは思いながらも、やはり芸術家はどこか”普通”じゃないですね。
積極的にかかわりたいとは思いませんが、傍から見る分には面白いです。笑
『Artiste(アルティスト)』レビュー
作品をレビューしていきます!
✅ストーリー
★★★☆☆(★3つ)
ふつう
✅イラスト
★★★★☆(★4つ)
イイ!
✅おすすめ度
★★★★☆(★4つ)
イイ!
ストーリー:★★★☆☆(★3つ)
どことなく日常系なストーリー進行。
それと同時に、しっかりと職業マンガ・ヒューマンドラマの様相があります。
料理人として、人としての成長が描かれていきます。
主人公だけでなく、同僚や周囲の人物にもしっかりとフォーカス。
作品全体的として、人との繋がりや関わり合いが描かれている点がGood!
引用:Artiste(アルティスト)
読んでいて、ゆったりとした時間が流れているように感じるストーリー。
また、そんな時間の必要性を感じるような読後感。
たまには美食・芸術もイイなと思わせてくれるでしょう。
ゆったりと読みたい味わい深い職業ヒューマンドラマストーリー!
ストーリーの評価は★3つ!!
イラスト :★★★★☆(★4つ)
丁寧で繊細なイラスト!
料理や小物の描かれ方が素晴らしいです。
もちろん、心情の描写などもGood!
ゆったりとした日常と戦場のように忙しい厨房が、イイ感じに対比っぽく描かれています。
ちょいちょい笑いどころなどもあって、上手く読者を惹きつけてくれていると思いました。
引用:Artiste(アルティスト)
繊細で美しいイラストですが、魅せるポイントは少なめ。
抜きが多めなので、メリハリとしては十分です。
が、作品としてイラストで魅せていくテイストではないので、そこまで気にはならないです。
全体的に世界観が上手く表現されているイラストなので、読んでいてストレスは感じないでしょう。
料理や芸術のように、それぞれの感性で味わって欲しいイラスト!
細やかな世界観の表現が素晴らしいイラスト!
イラストの評価は★4つ!!
おすすめ度:★★★★☆(★4つ)
職業マンガが好きな方にはおすすめしたいです!
ヒューマンドラマ系が好きな方もぜひ!
日々、仕事や学業などで、時間に追われている人たちにこそ読んで欲しいです。
何のために生きているのか、自分は何をしたいのか。
そういったことを考えるきっかけになるかと思います。
引用:Artiste(アルティスト)
料理というよりは、料理人に焦点が当たっている本作品。
グルメマンガとは若干趣が異なり、しっかりと”人”が描かれています。
もう少し料理自体がフォーカスされてもイイかなと思いましたが、イイ塩梅でした。
フランスが舞台ということもあり、グルメマンガとして親近感を伝えるのは難しいからよかったのかも。
まさしく、ちょうどイイ味付け具合と言えるでしょう!
時間に追われている人たちにこそ読んで欲しい作品!
おすすめ度の評価は★4つ!!
『Artiste(アルティスト)』についてまとめ
作品のまとめです!
今回は『Artiste(アルティスト)』をご紹介しました!
✅ジャンル
職業マンガ
✅著者
さもえど太郎
✅その他情報
単行本:全10巻
出版社:新潮社(バンチコミックス)
『Artiste(アルティスト)』は職場マンガか!
料理人として、人として成長していく味わい深いストーリー!
✅ストーリー
★★★☆☆(★3つ)
ふつう
✅イラスト
★★★★☆(★4つ)
イイ!
✅おすすめ度
★★★★☆(★4つ)
イイ!
評価の合計は★11!
ぜひ読んでみて欲しい作品です!
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